以前、「スクラム」の紹介記事を書いた際、ボーイング737MAXの墜落事故について触れました。今回は、ソフトウェア開発とは少し異なる視点から、この問題の本質に迫る「ボーイング危機が示した教訓:複雑系を賢明に導くリーダーの「人格」」という記事を見つけたのでご紹介します。
多くの組織が「成果を出す推進力」ばかりを評価した結果、謙虚さや節制が不足する「人格の不均衡」が生じ、それが重大な判断ミスの根本原因になった。なので、現代の複雑なシステムを率いるリーダーには、全体のつながりを見抜く「システム思考」だけでなく、利害関係の圧力に屈しない「バランスの取れた人格」を組織全体に組み込むことが求められていると指摘しています。
組織の歪みという意味では、最近の「【ホンダ“お家騒動”】日産との経営統合協議にも元社長(90)と元副社長(85)が介入していた 三部敏宏社長は「お前はホンダの独立経営を捨てる気か」と叱責され…」のニュースも根底は同じなのではないでしょうか。成果や過去の成功体験に縛られるあまり、「おかしなこと(逸脱)がいつの間にか正常化してしまう」。これは、私たちが日々直面している現場でも、形を変えて起きているのではないでしょうか?
システムが人々に妥協を強いるとき、私たちはどう立ち向かうべきか。すぐに組織を変えるのは難しくても、まずは「現場の違和感をスルーしないこと」、そして「問題の本質をデータや論理でオープンに伝えること」から始められると思います。真にレジリエント(しなやか)で説明責任のある現場を作るために、まずは自分の半径5メートルから「逸脱の正常化」に抗っていきたい、そう強く感じさせられたのでありました。
ぜひ目を通してみてください。

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