毎日がなんとなくルーティンになっていて、人生に停滞感を感じている方はいないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、ライフネット生命の創業者・出口治明氏の著書「 人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」 」であります。 本書は、読書家であり旅人でもある著者が、人生を面白おかしく、ワクワクさせてくれる「教養」のツールとして名言を解説した一冊。 今回は、私が特に心に刺さった3つの名言をご紹介します。 すべての真の生とは出会いである。- マルティン・ブーバー - 死ぬ瞬間まで、何人も幸福であるとは言えない。- ソロン - 人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である。- 小田島雄志 - これらの言葉から著者が伝えているのは、「幸福は死ぬ時まで分からないし、喜怒哀楽のある人生の方が面白い。だからこそ『偶然』を大切にして、ワクワクしながら1日1日を過ごそう!」ということかと思います。変化が激しく、将来の予測が難しい今の時代だからこそ、この「偶然を楽しむ図太さ」が私たちには必要なのかもしれません。 本書を読むと、「たくさん本を読んで、旅にも出て、人生を楽しみたい!」というエネルギーが湧いてきます。まずは今日、いつもと違うジャンルの本を1冊開いてみる、あるいは一駅分違う道を歩いて「偶然の出会い」を探してみてはどうでしょうか?心がすっと軽くなり、明日からの毎日が少しずつ変わり始めるのではないかと思います。 悩めるエンジニアはそうしますよ!ぜひ手に取ってみてください。
以前、 「 加速するAI社会で「無駄」と「芸術」を握りしめる理由 」のなかで、「あえて「効率」の対極にある時間を大切にしたい」、なんて書いてみました。そんな折、まさにこのテーマを深く考えさせられる、興味深い対談記事に出会ったのであります。芥川賞作家の田中慎弥氏と、メディアアーティストの落合陽一氏による対談。 税金」も「外国人」も敵ではない…芥川賞作家が「現代人を奴隷にしている」と名指しする"意外な正体" 「コスパ」を追い求めるほど大切なものを失っている…落合陽一が平日昼から「餃子とビール」を頼む意外な理由 通知が来たら返さずにいられない…スマホもPCも持たない芥川賞作家が「現代人は本当の孤独を失った」と語る理由 デジタル化と効率化が極限まで進んだ現代。私たちは知らず知らずのうちに、社会のシステムに飲み込まれそうになっています。対談では「そんな時代に、人間がいかにして自分自身の生や孤独を保ち続けるか」という、本質的な問いが投げかけられていました。特に心に響いたのは、現実の傷みや不条理を描き続けてきた田中氏の言葉であります ディストピアでも堕落はでき得るのだという気もしてきます。 わからないものをわからないまま抱えておく力も大切です。 日々、AIの進化に対する漠然とした不安を抱えていた私ですが、この言葉に触れて、不思議とスッと気持ちが軽くなりました。すべてを効率化し白黒つける必要はない。一見無駄に見える時間こそが、私たちの人間らしさを守ってくれると改めて思ったのであります。 この対談のベースにもなっている田中氏の著書「 堕落論 住めば都のディストピア 」、さっそく手に取ってみようと思います。