「 藝祭 」の熱気ですっかりお腹ペコペコ。そんなときはガッツリ町中華! 一緒に出かけた妹ちゃんと絞り込んだ候補は、上野が誇る町中華の三大巨頭「 珍々軒 」さん、「 昇竜 」さん、「 中華珍満 」さんであります。 まず向かったのは創業80年、戦後の屋台から続く「珍々軒」さん。しかし遠目からもわかる大行列です。店頭をのぞくと昼から一杯楽しむお客さんで賑わっており、回転には少し時間がかかりそうな気配。すぐ近くのジャンボ餃子で有名な「昇竜」さん(創業70年)も、同様に長い列が伸びていました。 そこで閃いたのが「駅からほんの数分だけ離れる」という選択肢。駅から少し歩く御徒町寄りの「中華珍満」さんなら、少しは落ち着いているのではないか?そう踏んで向かったところ、これが大正解でした。 店先には列があったものの、前の2軒に比べればずっと軽め。ガラス越しに見えるメニューを眺めながらワクワク待つ時間は、むしろ最高の前菜です。 席に着き、初訪問の今回は王道メニューをオーダーしました。 タンメン(790円) チャーハン(830円) 餃子(680円) 創業76年の歴史は伊達ではありません。澄んだスープに野菜の旨味が溶け込んだタンメン、香ばしく仕上がったチャーハン、そして何より大ぶりな餃子が圧巻でした。表面はカリッと香ばしく、皮の中は驚くほどふんわりジューシー。食べログの「2021年餃子百名店」に選ば出された実力に思わず唸ります。このクオリティを都内の一等地でこの価格で味わえるのは、本当にありがたい限り。 上野の町中華巡りは、混雑具合を見極めて「少し駅から離れた名店に舵を切る」のがスムーズに楽しむコツだと実感。次回はアイドルタイムを狙って、今回見送った「珍々軒」さんや「昇竜」さんにもリベンジしたいと思います!
この週末は、東京藝術大学の上野キャンパスで開催された本家「 藝祭 」へ足を運んできました。昨年訪れた「 取手藝祭 」の熱気が忘れられず楽しみにしていたのですが、今年で79回目を迎える歴史ある学園祭は、期待以上のエネルギーに満ちていたのであります。 正門前では、金曜日に上野恩賜公園や街中を練り歩いたという大迫力の御輿がお出迎え。今年のテーマ「コイ、コガレ」のもと、各学部が4チームに分かれて制作した4基が並んでいます。写真は「デザイン・芸学・弦楽・作曲」チームの作品ですが、どの御輿も意匠もスケールも圧巻の完成度でした。 昨年のパレードの様子などを見ると、上野の街全体を巻き込むものすごい盛り上がり!来訪を検討している方は、ぜひ金曜日のパレードから狙ってみるのをおすすめします。私も来年は絶対に体感したいと思います。 そしてキャンパス内の各学部棟に足を踏み入れると、学生たちの多様な作品が所狭しと並んでいました。写真は悩めるエンジニアがビビっと来た作品。技術の進化によって「正解」や「効率」が簡単に手に入る今、ものづくりに携わるエンジニアとして、展示から強烈な衝撃を受けました。これらの作品にあったのは、AIには決して代替できない「どうしてもこれを表現したい」「何かに挑みたい」という、泥臭く純粋な人間の熱量です。技術がどれほど進歩しても、最後に問われるのは私たち自身の「内なる動機」なのだと、改めて実感したのであります。 そして最後に立ち寄ったのが「 藝大アートプラザ 」。「日本中の家をアートだらけにする!」をコンセプトに、藝大と小学館が共同運営するギャラリー兼ショップです。学生や卒業生、教員=藝大アーティストの作品が展示・販売されており、学園祭期間外でも気軽にアートを購入できる魅力的なスポットです。今回はあいにく即決できる準備がありませんでしたが、日常に今回感じた刺激を取り入れるためにも、定期的に通ってお気に入りの作品を見つけたいと思ったのであります。 刺激に満ちた素晴らしい週末になりました。人間の生み出す熱量に背中を押されたい方に、心からおすすめしたいイベントです。ぜひ足を運んでみてください。