「 「現場データが日本の勝ち筋」は神話?「苦い教訓(bitter lesson)」から学ぶべきこと 」に引き続き、またまた面白い記事を見つけたのでご紹介であります。和洋女子大学AIライフデザイン学部の南隆太准教授によるNewsweekの記事、「 なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異なる「共存」と、AIが処理できない「無」 」です。 あらゆるデータを網羅して隙間を埋めようとするAIは、データの存在しない「無」を処理できません。しかし人間は、あえて隠された「欠損」を自らの想像力で補い、深い感動を生み出すことができます。「あえて演じきらない」「余白を残す」という美学こそが、AI時代における人間の創造性の根幹であり、ビジネスでの差別化を生み出す鍵になる、と記事では説かれています。 これまで「あえて「無駄」を愛し、「芸術」に心を震わせることが大事」と何度か発信してきましたが、今回の「無の美学」という視点をもらうことで、腑に落ちたのであります。 完璧な正解をAIが瞬時に出してくれる時代だからこそ、私たちが目指すべきは完璧さではないと思います。企画書やデザイン、サービスの中に「あえて語りすぎない余白」を作り、相手の想像力を信じて委ねてみる。そんな「日本的な美意識」を取り入れることこそが、これからの最強の生存戦略になるのではないかと改めて思いました。 久々に東京国立博物館にでも足を運んで、この視点で色々な作品を見てみたいと思ったのでありました。
こちらの画像、誰が描いたものだと思いますか?「子どもが落書きしたのかな?」なんて思いますよね。なんと、これを描いたのはAI(ChatGPT)なのであります! Xで世界的に大バズりしていると同僚に教えてもらった、あるプロンプトを試してみました。元ネタはこちらのポストです。 This GPT Image 2 prompt is going insanely viral right now. “Redraw the attached image in the most clumsy, scribbly, and utterly pathetic way possible. Use a white background, and make it look like it was drawn in MS Paint with a mouse. It should be vaguely similar but also not… pic.twitter.com/C6ZZ4z5j6w — CHOI (@arrakis_ai) April 30, 2026 単に「おもしろい絵が描けた!」という話で終わればただのネタなのですが、ここに深い気づきがあります。 私たちが普段目にするAIの文章や画像って、どこか「AIっぽさ(完璧すぎる不自然さ)」がありますよね。でも、この下手くそな絵にはそれがありません。人間の指示の「ニュアンス」を、AIが完璧に理解している証拠でもあります。最近公開されて話題の「 Claude Fable 5 」を試した同僚も、同じような「AIの進化への驚き」を語っていました。 先日、「 AIが正解を出す時代に、現役エンジニアが「あえて無駄と芸術」を語る理由 」という記事を書いたばかりなのですが、まさにこの「あえて無駄なこと、不完全なことをAIにやらせてみる」なかに、これからのAIとの付き合い方のヒントがあるような気もします。みなさんもぜひ、AIを「おもしろおかしく」崩して使ってみてください。 新しい発見があるかもしれません!