先週末、春の恒例行事である皇居の「乾通り一般公開」に足を運んできました。普段は入ることのできない「坂下門」から場内へ。門をくぐる際の凛とした空気感には、背筋が伸びる思いがします。 歴史の重みを感じさせる石垣や美しく手入れされた木々の向こうに、近代的な高層ビル群が顔をのぞかせる。この「江戸と令和が共存する不思議な景色」こそ、年に2回しか味わえない、この場所の大きな魅力だと感じましたのであります。 乾門を抜けた後は、そのまま歩いて「千鳥ヶ淵」へ。約230本の桜が咲き誇る光景は圧巻の一言です。非常に賑わっていましたが、一方で少し気になるニュースも目にしました。先日、千鳥ヶ淵や砧公園で桜の木の倒木があったそうです。これからお出かけを予定されている方は、頭上や足元に十分注意しながら、安全に春の散策を楽しんでください。 皇居の自然が見せてくれる四季折々の表情。今度は紅葉が美しい秋に、また戻ってきたいと思います。
先週末、新宿での用事のついでに少し足を延ばして、飯田橋にある「 印刷博物館 」を訪れました。ここは凸版印刷が2000年に100周年記念事業の一環で設立した、知る人ぞ知る本の聖地。実はこれまでノーマークだったのですが、開催中の企画展が想像以上に刺激的だったのであります。 今回のお目当ては、「世界のブックデザイン 2024-25」という企画展。ドイツの「世界で最も美しい本コンクール」や、日本の「造本装幀コンクール」など、世界各国のコンクールの受賞作が一堂に会する貴重な展示です。会場に並ぶ本は、もはや「読み物」という枠を超えた芸術品。紙の質感、綴じ方、表紙の型押し・・・。一つひとつの本に込められた技術の粋に、思わず圧倒されてしまいました。 会場で印象的だったのは、熱心に本を手に取り、様々な角度から眺める来場者の姿です。きっとプロのクリエイターの方も多かったのでしょう。彼らの姿を見て気づかされたのは、「本は内容を吸収するだけでなく、その物体としての美しさを楽しむもの」でもあるという新しい視点でした。たいへん楽しめました。 デジタル化が進む今だからこそ、指先に伝わる紙の温度や、ページをめくる音の心地よさを再認識できる。今後も色々な企画展が開催されると思います。美術館を巡るような感覚で楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。