「「現場データが日本の勝ち筋」は神話?「苦い教訓(bitter lesson)」から学ぶべきこと」に引き続き、またまた面白い記事を見つけたのでご紹介であります。和洋女子大学AIライフデザイン学部の南隆太准教授によるNewsweekの記事、「なぜ脳は、日本的「美」に反応する? 欧米の美とは異なる「共存」と、AIが処理できない「無」」です。
あらゆるデータを網羅して隙間を埋めようとするAIは、データの存在しない「無」を処理できません。しかし人間は、あえて隠された「欠損」を自らの想像力で補い、深い感動を生み出すことができます。「あえて演じきらない」「余白を残す」という美学こそが、AI時代における人間の創造性の根幹であり、ビジネスでの差別化を生み出す鍵になる、と記事では説かれています。
これまで「あえて「無駄」を愛し、「芸術」に心を震わせることが大事」と何度か発信してきましたが、今回の「無の美学」という視点をもらうことで、腑に落ちたのであります。
完璧な正解をAIが瞬時に出してくれる時代だからこそ、私たちが目指すべきは完璧さではないと思います。企画書やデザイン、サービスの中に「あえて語りすぎない余白」を作り、相手の想像力を信じて委ねてみる。そんな「日本的な美意識」を取り入れることこそが、これからの最強の生存戦略になるのではないかと改めて思いました。
久々に東京国立博物館にでも足を運んで、この視点で色々な作品を見てみたいと思ったのでありました。

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