「猫のゆりかご」に引き続きカート・ヴォネガット氏の作品、「タイタンの妖女」であります。自由意志について、そして人生の意味をヴォネガット流に書いた物語。本作の主題は主人公マラカイ・コンスタントの次の言葉に集約されるかと。
人生の目的は、どこのだれがそれを操っているにしろ、手近にいて愛されるのを待っているだれかを愛することだ。
救いのない話が続きますが、最後の最後で救われる?そんな物語でありました。 自由意志についての最新の研究結果は、「「自由意志」は存在する(ただし、ほんの0.2秒間だけ)」となっているようであります。でも、いいじゃないか!!
考えるきっかけを与えてくれるかと。おすすめです。
コメント
コメントを投稿