「命売ります」、「肉体の学校」に引き続き、三島由紀夫作品であります。「レター教室」、老若男女5人の生活の喜怒哀楽が、リレー形式の手紙で語られます。「命売ります」、「肉体の学校」と同じく、サクサクと読めてしまいました。
読み手に理解してもらい、受け入れてもらえるように、言葉をひとつひとつ選び、表現を推敲しながら手紙をしたためる。スマホのメッセージアプリやSNSアプリで短いメッセージでのやり取りしかしなくなっている昨今ですが、大事なことを伝えるために、あえて手書きの手紙を書くのもありかなと思った次第。
楽しめました。お盆休み、ひとつ手にとってみてはいかがでしょうか。
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