「なんで働いているんだっけ・・・という時に読むべき、仕事を愛する人の本」から夜間飛行をチョイス。サン=テグジュペリといえば「星の王子さま」、というか「星の王子さま」しか知らない。それも本書を手にとった理由であります。
飛行機の利点を活かすべく危険がありながらも夜間飛行を取りまとめる支配人リヴィエールと、操縦桿を握る飛行士ファビアンを通して描かれる緊迫した一夜の物語。「苦悩をも引きずっていく強い生活に向かって彼らを押しやらなければいけないのだ。これだけが意義のある生活だ。」、個人的幸福の世界を超えたヒロイズムを描いた作品であります。こういったヒロイズムは今の時代にはそぐわないかもしれませんが、信念を貫けるような仕事をしてみたいと思う気持ちは誰しも持っているのではないでしょうか。
そんなことを思いつつ、2020年の初出社をむかえたいと思うのでありました。
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