先週末、新宿での用事のついでに少し足を延ばして、飯田橋にある「印刷博物館」を訪れました。ここは凸版印刷が2000年に100周年記念事業の一環で設立した、知る人ぞ知る本の聖地。実はこれまでノーマークだったのですが、開催中の企画展が想像以上に刺激的だったのであります。
今回のお目当ては、「世界のブックデザイン 2024-25」という企画展。ドイツの「世界で最も美しい本コンクール」や、日本の「造本装幀コンクール」など、世界各国のコンクールの受賞作が一堂に会する貴重な展示です。会場に並ぶ本は、もはや「読み物」という枠を超えた芸術品。紙の質感、綴じ方、表紙の型押し・・・。一つひとつの本に込められた技術の粋に、思わず圧倒されてしまいました。
会場で印象的だったのは、熱心に本を手に取り、様々な角度から眺める来場者の姿です。きっとプロのクリエイターの方も多かったのでしょう。彼らの姿を見て気づかされたのは、「本は内容を吸収するだけでなく、その物体としての美しさを楽しむもの」でもあるという新しい視点でした。たいへん楽しめました。
デジタル化が進む今だからこそ、指先に伝わる紙の温度や、ページをめくる音の心地よさを再認識できる。今後も色々な企画展が開催されると思います。美術館を巡るような感覚で楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。
コメント
コメントを投稿