「思考の整理学」読了。なぜ手に取ったかは忘れてしまいましたが、今の悩めるエンジニア、いや全ての現代人に刺さる内容ではないかと思いました。
メモ、ノート、メタノートといった形で知識をためて、構造化、抽象化して整理する。そうやって本当に大切なものだけを残す。その後も寝かせておいたり、話したり、そうしたことをやってはじめて創造的なアイディアが生まれてくる。ということが、経験話や偉人の言葉などを引用しながら分かりやすく書かれています。
悩めるエンジニアに一番刺さったのはコンピューターについて何度か言及があり、「コンピューター」という章で締めくくられていたところ。
自分で飛べない人間はコンピューターに仕事を奪われる。
記憶と再生という点ではコンピューターにはかなわない、だからこそ、抽象化して整理する、寝かせておいたり、話したり、そうすることで、一見関係のなさそうな知識から新たなアイディアを出す、といった人間にしかできないことを考えていこうよというお話であります。今の時代まさに求められていることではないかと。
生成AIが急速に発展しており、今は人間にしかできないと言われていることも今後はどうなっていくか分かりませんが、考えることを考える、という考えが大事なんだなという気づきを与えてもらえたのではないかと思います。
今年ももう終わり、お正月休みに手にとってみてはいかがでしょうか。
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