仕事に追われるだけの毎日、これではいけない。長期休みには読書であります。まずは今年のベストセラーから。「FACT FULNESS」であります。10の思い込みのため、人々は世界を正しく見れていないという話。 「世界は分断されている」という思い込み 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み 「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み 「ひとつの例がすべてに当てはまる」 という思い込み 「すべてはあらかじめ決まっている」 という思い込み 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み 世界の事実に関する3択、13問のテスト、例えば「世界中の1歳時の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどれぐらいいるでしょう?」といった問題。学歴が高い人でもチンパンジー以下の正解率だとか。この思い込みがなぜ生まれるのか、そしてこの思い込みを抑えるにはどうすればよいのかを分かりやすい語り口で教えてくれます。 そして世界は自分が思っていたよりもよい方向に向かっていることが分かりました。思い込みがなくなったら、多くの人が世界をより正しく見れるようになったら、世界はもっとよくなっていくのではないかと思わせてくれました。「数字がなければ、世界は理解できない。でも、数字だけでは世界は分からない。」いつも心に留めておきたいと思います。